今月のコラム -2018年11月 -


◆◆  創域会会長
◆◆◆  環境システム学専攻 秋月信 講師
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この度、創域会会長の任を拝命いたしました、秋月信と申します。私は2012年度に環境システム学専攻の博士課程を修了し、現在は同専攻にて講師を務めております。2018年10月の創域会大会より2年間、創域会のさらなる発展に向けて努力して参る所存です。どうぞよろしくお願いいたします。
本年度は、新領域創成科学研究科が創立から20周年、創域会が設立から10周年と、研究科、研究科同窓会「創域会」それぞれにとって節目の年に当たります。創域会では、本会の活動理念にありますように、修了生と在校生の交流促進、在校生の学生生活支援、研究科の更なる発展に資するべく、松浦宏行前会長の下、研究科と会員の皆様のご理解とご支援を賜りつつ、新たな試みを数多く進めてまいりました。この同窓会活動の活性化に向けた改革の手を休めることなく、10年後も持続可能な同窓会活動の枠組みを構築することが、節目の年に会長を任された私の責務と感じております。その中では、研究科修了生、在校生の約2割を占める留学生の会員に、積極的に同窓会活動に参画して頂く仕組みを考えることも、重要な課題の一つと捉えております。
さて、先日の創域会設立10周年記念大会において改めて感じたことですが、創域会は(良い意味で)統一感のない異質な方々が集まっており、新たな出会いと発見の場であると感じます。これは学融合を目指して新領域創成科学研究科に多様な背景の学生が集まり、またそこで教育を受けた修了生がさらに様々なご経験を積まれている賜物と思います。私は超臨界水という特殊な場での化学反応の研究を行っておりますが、高温高圧のこの場においては、水と油という本来相交わらない二つの物質が混ざり合い、面白い現象を引き起こします。少し違う話ではありますが、創域会もここでなければない出会いがあり、面白い結果が生まれる場になると期待しております。
とはいえ、創域会はまだ若い成長途中の同窓会であり、そのようなネットワークを発展させていくためには会員の皆様の積極的なご参加が欠かせません。是非今後とも変わらずのご支援ご鞭撻の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。