♦♦  環境システム学専攻
♦♦♦   秋月信 講師
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 皆様、新年あけましておめでとうございます。2020年10月の創域会大会より2年間、引き続き創域会会長を仰せつかることとなりました。昨今の情勢もあり、創域会の活動もこれまでとは形を変えての実施を模索しておりますが、オンラインの創域会大会では遠方の方にも気軽に参加いただけるなど、思いがけない利点もありました。今後も守るべき活動は細く長く続けつつ、新たな試みを進めてまいりますので、引き続きご支援ご鞭撻の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。また創域会では「修了生と在校生の共同参画活動支援制度」を導入し、会員の皆様からの活動のご提案をお待ちしておりますので、是非奮ってご応募ください。

 さて堅苦しい話はこれくらいにして、私は自分の席で落ち着いて文章を読んだり書いたりすることがあまり得意ではないたちでして、少し油断すると別のことを優先してしまい、研究費の申請書や査読を頼まれた論文、今回の創域会のリレーコラム(!)などなど、少し頭を使う物書き・物読みが溜まってしまいます。
 このような時には喫茶店で気分を変えて作業する方もいらっしゃるかと思います。私の場合は、土日に鉄道で小旅行に出かけて、その道中で作業をするということにしています。列車が進むことと作業が進むことに関係があるとも思われませんが、なぜか一カ所に留まっている時より格段に作業が進むのです。
私は柏周辺在住ですが、少し仕事が溜まっている時はまず東武線で大宮に向かいます。大宮駅周辺の喫茶店などをぶらつき、同じ道をあえて戻らずに、宇都宮線で小山、続いて水戸線で友部へと大回りをして、常磐線で柏に戻ってきます。途中の喫茶店の滞在時間も含めると、約5時間分程度の仕事が進む計算になります。
 本格的に仕事が溜まっている場合には、朝から常磐線に乗り、東海道線に乗り継いで小田原に向かいます。小田原滞在後は多少アレンジが効くのですが、例えば高崎線直通の列車で深谷に向かい、深谷ネギのお土産を買った後に帰路につきます。千葉、東京、神奈川、埼玉を股にかけて移動していると切符代が気になるところですが、「休日おでかけパス」という東京近郊のフリー切符があり、仕事をしたと思えば元が取れる安さで小旅行が出来ます。
 ただ最近は気軽に移動が出来る時勢でないのが残念です。それを言い訳に仕事を溜めるわけにもいかないので、近場の流山まで流鉄流山線で出かけてみたりもしましたが、流鉄線のスピードが遅いためか作業のスピードも上がらず、ただのどかな雰囲気に癒やされて帰ってくる結果になりました。早く気軽に出かけられる日々が戻ってくることを祈るばかりです。