◆◆  新領域創成科学研究科
◆◆◆  複雑理工学専攻  辻井直人 講師
◆◆◆◆

寒さも和らいで過ごしやすい季節になりました。新入生のみなさんをはじめ、新しい生活をスタートさせた方も沢山いらっしゃると思いますが、いかがお過ごしでしょうか。毎年この季節、柏の葉公園の桜並木を通ると、柏キャンパスに着任したときのことを懐かしく思い出します。本稿執筆時(3月末)、既に桜は満開近くなっています。最近は3月に桜が満開になり、入学式の頃には、かなり散ってしまっている年も多いように思いますが、私の子供の頃の記憶では入学式=桜という感覚があります。気のせいかと思って過去の東京での満開日を気象庁のホームページで調べてみると、1980年代から1990年代までは概ね4月に入ってからだったのが、2000年代くらいから、3月末の年が増えていました。地球温暖化が進むと、そのうち年の初めに桜を見られなくなってしまうのかと思うと、少し寂しい気がします。私は地球温暖化を解決する方策の一つとして、核融合エネルギーの開発に携わっています。温暖化を止めるのは難しいのかもしれませんが、なんとか影響を最小限にとどめたいものです。時が経つと日々の仕事に忙殺されて当初の志を忘れてしまいがちですが、年の初めに桜を眺めるのは、初心に帰る良い機会かもしれません。