創域会 東京大学大学院新領域創成科学研究科

創域会会員 各位

こんにちは、創域会事務局です。柏キャンパスの近所に銀だこがオープンし、運転中に思わずガッツポーズをしてしまいました。不思議なことに出る店出る店閉店してしまう謎のスポットでしたが、今度は末永く営業してほしいものです。

◇ 10月のコラムは
◇◇   先端生命科学専攻
◇◇◇   鈴木雅京准教授です

 

柏キャンパスに来て驚くのはその駐車場の広さと使い勝手の良さだ。正

門のゲートを抜けてすぐのところに、キャンパスを横一文字に貫く格好
で駐車場がある。そして駐車場に並行する格好で建物が横一列にずらり
と並ぶ。入構→駐車→建物へ、という動線が誰の目にも明らかだ。そのた
めか、徒歩で15分の近所に住む私でも、ついついクルマで通いたくなっ
てしまう。

そして柏は、知る人ぞ知る物流の要所だ。常磐道と外環のJCからほど
近い柏IC周辺には巨大な倉庫が建ち並び、十余二工業団地が隣接する。
ここに住んでいれば、都内を突っ切ること無くクルマで遠出できる。
さらに私はクルマが好きだ。これだけの条件が揃うと、どうしてもド
ライブ専用のクルマ、いわゆるセカンドカーが欲しくなる。試しに若か
りし頃に憧れたスポーツカーはいくら位するのだろう、とネットを検索
してみる。私の目を惹いたのは、1999年製のオープンスポーツカーであ
るS2000だった。当時中二だった娘に「このクルマどう思う?」と写真
を見せた。「え〜っ!オープンカーなの?自分は良いと思うよ、だって
夜オープンにしたら、星を見ながらドライブ楽しめるもん」その言葉を
聞いて、私は意を決した。妻はもちろん反対だったが、何とか購入にま
でこぎ着けた。

天気のよい休日や模試を終えた後の休日など、娘はドライブに行きた
がる。コースは毎回同じ「フルーツライン」だ。この道は朝日峠から国
道50号線までを結ぶ全長30kmほどの県道で、筑波山一帯の豊かな自然を
満喫しながら、峠道や長い直線、緩やかなカーブやアップダウンを楽し
むことができる。ゴールは国道50号線沿いのラーメン屋だ。そこで毎回
味噌ラーメンを食べてから帰路に付く。お店のご主人と私達はすっかり
顔なじみになり、行く度に無料で一品付けてくれる仲になった。ある日
娘がクッキーを焼いているので「料理研の課題?」と聞いたら「ううん
、賢ちゃん(ラーメン屋のご主人のあだ名)にあげるの」との返事。二
人の孫をもつご主人がそのクッキーを受け取ったときの驚きと喜びの表
情を、私は今でもはっきりと思い出すことができる。
私は息子ともドライブに行く。ただ、娘と行くときとは全然違う。自
由研究で内燃機関の構造について調べた息子とのドライブ中の会話は終
始クルマの話だ。VTECエンジンの仕組み、どのタイミングでブレーキを
踏むか、シフトダウンのタイミングはいつか、この状況で最も相応しい
ギアは何速か、シフトノックはどうすれば軽減できるか、などなど。将
来息子が彼女を助手席に乗せる日が来たとき、彼女にがっかりされるこ
とがあってはならない。そう思うと、ついつい熱が入ってしまう。

先日息子とドライブにでかけた。しかし、その日は私が助手席だった。
今年大学二年になる息子は、自動車免許取得半年になる。S2000を買
ったとき、息子の代までこのクルマを乗り続けたい、そう思った。つい
にその日が来たのだ。そんな感慨深さは、息子の手荒な運転で吹き飛ん
でしまった。クラッチとアクセルのタイミングが合わないので、エンジ
ンがノッキングを起こしクルマが激しく踊り出したのだ。しかし、極力
アドバイスは与えないようにした。運転技術とは体感で習得する類いの
ものだと私は思うからだ。1時間もすると大分マシになった。しかし峠道
に差し掛かると、ヒヤリとするようなスピードでカーブに進入した。速
度を落とすよう注意しようとしたが、息子は遠心力を上手く去なしなが
ら実に見事なハンドルさばきでカーブを抜けきった。すると彼の口から
「S2000だとこの速度でもブレーキ無しで曲がれるんだね、フィットとは
全然違う」との頼もしい言葉が。息子はこのクルマの性能を試していた
のだ。

帰宅してからその様子を娘に話した。「ええ、お兄ちゃんすごい!格
好良いなあ」S2000がいかに気難しいクルマであるかを知る娘は、兄の
ことを心底尊敬していた。兄弟二人きりでドライブに行く日もそう遠く
ないだろう。

素敵な親子写真はこちらで
http://souiki-kai.net/2021/10/05/202110co/

◇◇◇

リレーコラム、次回はメディカル情報生命専攻  山岸誠助教です。

◇◇◇

最近の柏の葉のようすはコチラから↓
You can see the photos here ↓
http://souiki-kai.net/archive/photo/

リレーコラム バックナンバーはこちらでお読みになれます。
http://souiki-kai.net/archive/column/

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♦♦ 創域会大会開催のお知らせ ♦♦

令和3年度の創域会大会をオンラインで開催いたします。
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/85976300904?pwd=TXVtNVozWE1SZVlKaktRTkU5dE1XQT09
ミーティングID: 859 7630 0904
パスコード: 949024

【日時】10月23日 土曜日
17:00~ 創域会 総会
17:30~ 特別講演会
http://souiki-kai.net/2021/10/05/202110taikai2/

<特別講演>
WOTA(株) 山田諒氏 https://wota.co.jp/wosh/
2013年サステイナビリティ学教育プログラム修士課程修了

「小規模分散型水循環社会の実現に向けて-WOTAの研究開発と事業展開」
WOTAが目指す、ヒューマンスケールな水インフラの在り方と、
その実現のための水処理の自律制御技術について。
水循環型手洗い機「WOSH」で見えてきた可能性と
課題についてお話したいと思います。
沢山の方のご参加をお待ちしています。

♦♦ 東京大学ホームカミングデイに参加します ♦♦
今年もオンライン開催となった東京大学ホームカミングデイ。
創域会も柏キャンパスの紹介サイトを開設いたします。
https://sites.google.com/edu.k.u-tokyo.ac.jp/souikikai
公開は10月16日です。

■■■ 創成の最新号が掲載されました ■■■

新領域広報誌「創成」38号-特集・現代社会と災害を考える
https://www.k.u-tokyo.ac.jp/renewal/sousei/sousei_d/38/html5.html#page=1

バックナンバーはここから読むことができます。
https://www.k.u-tokyo.ac.jp/renewal/sousei/index.html

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1. 新領域創成科学研究科からのニュース

(a) 浅井潔教授が2021年度 日本バイオインフォマティクス学会賞を受賞
https://www.k.u-tokyo.ac.jp/information/category/award/4121.html

(b) 福島県の中学生と未来のまちづくりについて考える
―福島県新地町・尚英中学校 環境・エネルギー学習―
https://www.k.u-tokyo.ac.jp/information/category/news/4119.html

(c)山口太一氏、橋本学講師、奥田洋司教授らの論文が日本シミュレーション学会Best Paper Awardを受賞
https://www.k.u-tokyo.ac.jp/information/category/award/4123.html

(d)国際バイオバンク連携によるヒト疾患リスク遺伝子アトラスを構築
日本主導型の国際メタアナリシスでゲノム情報に基づく疾患の精密分類を提案
https://www.k.u-tokyo.ac.jp/information/category/press/4090.html

 

2. 新領域関連URL

(a) 東京大学柏キャンパス
http://www.kashiwa.u-tokyo.ac.jp/index.html

(b) 新領域創成科学研究科
http://www.k.u-tokyo.ac.jp/

(c) 東京大学柏図書館
http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/kashiwa/

(d) 東大柏キャンパス-TX柏の葉キャンパス駅
シャトルバス運行案内 2017/04/01~2022/03/31

◆創域会ホームページ Souiki-kai website
http://souiki-kai.net

◆東大校友会
http://www.u-tokyo.ac.jp/ja/alumni/tft/index.html

◆UTokyo Alumni
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/alumni/tft/index.html

【創域会事務局から】
(a) 本ニュースマガジンで、ニュースを流したい
同窓生はニュースを書き事務局宛にお送り下さ
い。本人確認のため創域会メーリングリストに
登録されているアドレスからお送り下さい。
(b) 創域会に入会希望の方(新領域創成科学研究
科に在籍していた方でまだ入会されていない人)
はメールにて、氏名、修了年、専攻名、住所を明記
の上、創域会事務局までお申し込み下さい。

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