2019年9月


◆◆  新領域創成科学研究科
◆◆◆  海洋技術環境学専攻  平林紳一郎准教授
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先日、柏の葉キャンパス駅で大学行きのバスに乗ろうとしていたところ、体格の良い外国人が周囲の人に写真撮影を求められているのをたまたま目にしました。良く見ると、そのような人だかりがいくつかあります。ここでようやく私も気がつきました。そうです。ラグビーのワールドカップのために来日しているオールブラックスのメンバーだったのです。
私はラグビーというスポーツに特別な関心がある訳ではありませんが、不思議なことにこれまでの人生で何回か関わる機会がありました。最初は私が中学生のとき、当時ニュージーランドに留学をしていた姉がオールブラックスのTシャツなどのグッズをお土産に買ってきてくれたときに遡ります。当時の私はオールブラックスはおろかラグビーというスポーツ自体を全く知らないながら、黒地に白い羽根のようなマークに心を奪われて大事にしていた記憶があります(あれは羽根ではなくシダだったようですが)。次に高校生のとき、陸上部を引退して暇を持て余していた私は友人に誘われるままラグビー部に入部しました。団体競技特有の練習の厳しさが私には合わずすぐに辞めてしまいましたが、ラグビーボールの扱い方や各プレーヤーの基本的な動きなどはその際に身に付きました。その次は大学院生の時、交換留学先のオーストラリアでラグビーのワールドカップが開催されており、連日のように街中でパブリックビューイングやスポーツニュースで盛り上がっているのを目の当たりにし、ラグビー強豪国でのラグビーの注目度に驚きました。そして今年、日本でワールドカップが開催され、我らが柏の葉にオールブラックスが滞在しています。これも何かの運命なのでしょうか。今回は娘にラグビーのルールを教えながら応援したいと思います。

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