2月のコラム
■■ 海洋技術環境学専攻
■■■ 小平翼 講師 

寒い季節が続くので、少し無理があることは承知で夏の季節に思いを馳せてみようと思う。昨年の夏に家族で大洗の海水浴場を訪れた。大洗には潮干狩りが可能な海水浴場があり、潮干狩りに適した干潮の時間帯と休日の時間帯がマッチすると、大変な賑わいとなる。キャンプの様にテントを立てて拠点を作り、一日中、楽しんでいる家族連れも見られた。
熊手を手に持ち、潮干狩りを始めるとすぐに掘っては湧いてくる貝に夢中になる。貝は基本的に数種類あるが、帰った後のことを考えると、はまぐりを選んでしまう。広い砂浜で、水平線が見え、日差しと海風に包まれる状況は、新型コロナウィルス感染症が長らく続いていたこともあってか、とても爽やかな時間であった。
潮干狩りは費用もさほどかからず、誰もが楽しめるアクティビティである。幸い、大洗は柏キャンパスから車で1時間半ほど、電車でもアクセスできる好立地に位置している。また、関東最大規模の水族館も有しているので、雨天時にも対応できる。潮干狩りでなくとも、夏の海に一緒に行けば、自然と交流も深まるものではないかと思う。この夏は、そんな交流が気兼ねなくできるようになることを祈っている。

大洗サンビーチ海水浴場の様子 (2022年6月筆者撮影)