♦♦ 海洋技術環境学専攻
♦♦♦  小平翼講師
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 新年あけましておめでとうございます。新型コロナウィルスの感染者数も落ち着きを見せ、年末年始をふるさとで過ごせられた方も多いかと存じます。私は信州は八ヶ岳の麓、諏訪地方にある長野県茅野市の出身です。同地域は蓼科をはじめ、避暑地として根強い人気があり、八ヶ岳の登山客の玄関口としても知られており、最近ではキャンプの目的地としても選ばれる様です。また、寅と申の年に催される「御柱祭」(通称おんばしら)をご存知の方もいらっしゃるかと存じます。

「御柱祭」といえば氏子衆が巨木にまたがり坂を下っていく「木落し」が有名ですが、正式名称は「式年造営御柱大祭」といい、千年の歴史を持つ神事です。「式年造営」は一定期間で社殿等の建て替えを行う形態を指し、諏訪大社では社殿の四隅に「御柱」と呼ばれる樹齢200年程のもみの巨木を取り替え、宝物殿を建て替えることで社殿等の建て替えを代替します。

御柱祭は神事としての側面もありますが、個人的には地域の人々が共通体験をする非常に重要な機会だと感じています。非日常な状況の中で一緒に汗を流したり、協力一致で達成した感動で涙することでより豊かな人間関係が育まれることも多いのではないでしょうか。コロナ禍では柏キャンパスで毎年開催されていた新入生歓迎BBQ大会は開催できず、一般公開もオンライン開催となり、なかなか「ゆとり」ある時間がとれないのは残念に感じます。2022年こそは再生の年となる希望を持ちつつ、基本的な感染対策を怠らず、間断なく従事される医療関係者の方々への敬意を忘れずに過ごしたく思います。